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FF8:サイファー 無題(2017/01/17))
「貸せ」
言うなりサイファーは私の手から箱を奪い取ってしまった。
「え、重いよ」
「だから俺が持つんだろ―――本当に重いな、どこまでだ?」
「校庭の野外ステージまで」
文化祭の道具と知り少しだけサイファーは面倒くさそうな顔をした。
それでも―――サイファーは文化祭委員でもなんでもないのに、箱を持ったまま校庭へ向かい始める。
サイファーってかっこいいね。
小さく零した感想を彼はしっかり聞いていたらしく、顔を赤らめて馬鹿野郎と言われてしまう。
だってそう思ったんだもん。
「貸せ」
言うなりサイファーは私の手から箱を奪い取ってしまった。
「え、重いよ」
「だから俺が持つんだろ―――本当に重いな、どこまでだ?」
「校庭の野外ステージまで」
文化祭の道具と知り少しだけサイファーは面倒くさそうな顔をした。
それでも―――サイファーは文化祭委員でもなんでもないのに、箱を持ったまま校庭へ向かい始める。
サイファーってかっこいいね。
小さく零した感想を彼はしっかり聞いていたらしく、顔を赤らめて馬鹿野郎と言われてしまう。
だってそう思ったんだもん。