「優しくしてね?」
それにマユリちゃんが答える事はなかったけれど。
酷いことなんてしないのは知っていた。
―――ゴクン
突然、何かを飲まされる。驚き目を見開くと、じんわりと体が熱くなった。
「な、に・・・」
「媚薬、だヨ」
精々感じていればいい。そうマユリは嗤う。熱に浮かぶ涙が、すぐにマユリの姿を歪ませた。
涼香は、頬を蒸気させ涙目でマユリを見つめていた。力が入らないのか手は緩くシーツを握っている。
その姿に、マユリは眼を細める。瞳の奥には確かに熱が灯っていた。
「・・・ぁっ」
浴衣の前を開く動作にすら感じるらしく、涼香は小さく身をよじる。冷たい指先が鎖骨をなぞり、その指は顔まで上がった。
「マ、ユリちゃっ」
涼香の言葉は、マユリの口内へと消える。マユリが舌を差し入れると、面白いくらいに涼香の体は跳ねた。
唇を離すと、そのまま唇を首へ這わせる。
「―――ふっ・・・・んんっ」
唇が肌へ触れるたびに、涼香は小さく声を上げた。鎖骨の辺りを噛み強く吸う。
キスマークなんてかわいいものではなく、歯形には血がにじんでいる。それでも、今の涼香には脳へ届くまでに快楽へと変わったようだ。
「ぁ・・・・・っ!
はぁ――――ふぅっ、ぁ」
マユリが噛むのに合わせ、くぐもった声が何度も上がる。涼香に残る僅かな理性が、手の甲で口をふさがせていた。
このまま快楽で理性を押し流すのもやぶさかではないが―――
「・・・声を抑えるんじゃァないヨ」
「ちょっ・・・あっ、ひゃぁん」
―――涼香の手を両方とも頭の上に押さえつける。空いたほうの手で、胸を貪ればくぐもっていない声が漏れた。
手のひらで包み込むように全体を押し上げると、手のひらでその頂きを摩る。
涼香の体から最後の力が抜けたのを確認して、マユリは涼香の手を開放する。
そして、涼香を拘束するのに使っていた手は胸を通過してさらに下へと向かった。
「ふん・・・」
もうほとんど意味のない浴衣と帯を取っ払い、細い腰を撫ぜた。
ピクリと震える白い体は男を知らないとは思えないほどなまめかしく、どうしようもなくマユリを誘う。
緩やかに腰を撫ぜる指が物足りないのか、涼香はゆらゆらと腰を揺らした。
「腰・・・動いているヨ」
耳元でマユリが囁く。
「淫乱なことだネ・・・」
「な、ぁ」
その言葉に、幾分か理性を取り戻したのか、涼香の目が見開かれる。その様子をみてマユリは嗤った。
―――クチュ
「ひゃっ!―――はぁ、ん、」
媚薬の所為か、涼香のソコはしとどに濡れていた。美しい顔を朱に染めて喘ぐ姿に満足そうにマユリは眼をほそめた。
「っ」
あふれる蜜を潤滑油に、膣口から中へと指を進める。長い指が奥へ到達するとビクンと大きく体がはねる。
「やっ、やぁ」
「ここかネ」
その一点を中指で突きながら、親指でぐりぐりと蕾を刺激する。止めとばかりにぺろりと乳首をなめられた。
「ああっんっ!やぁ、だめ!―――だぁ、めだから
はぁっん・・・ぁ」
きゅうと強くシーツを握る。涼香の頭の中で何度も星がはじけた。
「あぁぁ!」
大きく二、三度体を跳ねさせると、糸の切れた操り人形の様にぐたりと天を仰いだ。
マユリはそんな涼香から零れた涙を舌で拭い、もう一度深く口付けた。
「ふぁっ」
口の端から嬌声がこぼれる。最後に唇を舐められた。それにすら涼香は反応する。
「涼香・・・挿れるヨ」
「――――っぁん」
聞いてないとは思いつつも、律儀にマユリはそう言った。
案の定グチュリと大きな音を立て、マユリが侵入してきたことに涼香は驚き声を上げた。
破瓜の痛みは快感に消されたようで、その口からうめき声が上がることは無い。
「あぁっん―――んっ、ぁぁ」
先ほど見つけた”イイ”場所を、何度も突き上げると、膣内が蠢いた。ずっと達しっぱなしなのだろう、体はびくびくと跳ねたままだった。
「マユ・・・リ」
余裕のない声がマユリを呼ぶ。
「なん、だネ」
こちらもあまり余裕がない声でマユリが答えた。
「マユリっ!ぁんっ
だっめぇ」
ぐちゅぐちゅと大きな水音が連結部より響く。その音はどんどん早くなり、最後に数度大きく響くと途端に小さくなった。
涼香もより一層の嬌声を上げると、そのままふっと意識を飛ばす。
ずるりと自身を抜くと、マユリは後始末もそこそこに涼香の隣へ横たわった。
(2014/12/01)
それにマユリちゃんが答える事はなかったけれど。
酷いことなんてしないのは知っていた。
「”にゃんにゃんしよ?”」-中-
―――ゴクン
突然、何かを飲まされる。驚き目を見開くと、じんわりと体が熱くなった。
「な、に・・・」
「媚薬、だヨ」
精々感じていればいい。そうマユリは嗤う。熱に浮かぶ涙が、すぐにマユリの姿を歪ませた。
涼香は、頬を蒸気させ涙目でマユリを見つめていた。力が入らないのか手は緩くシーツを握っている。
その姿に、マユリは眼を細める。瞳の奥には確かに熱が灯っていた。
「・・・ぁっ」
浴衣の前を開く動作にすら感じるらしく、涼香は小さく身をよじる。冷たい指先が鎖骨をなぞり、その指は顔まで上がった。
「マ、ユリちゃっ」
涼香の言葉は、マユリの口内へと消える。マユリが舌を差し入れると、面白いくらいに涼香の体は跳ねた。
唇を離すと、そのまま唇を首へ這わせる。
「―――ふっ・・・・んんっ」
唇が肌へ触れるたびに、涼香は小さく声を上げた。鎖骨の辺りを噛み強く吸う。
キスマークなんてかわいいものではなく、歯形には血がにじんでいる。それでも、今の涼香には脳へ届くまでに快楽へと変わったようだ。
「ぁ・・・・・っ!
はぁ――――ふぅっ、ぁ」
マユリが噛むのに合わせ、くぐもった声が何度も上がる。涼香に残る僅かな理性が、手の甲で口をふさがせていた。
このまま快楽で理性を押し流すのもやぶさかではないが―――
「・・・声を抑えるんじゃァないヨ」
「ちょっ・・・あっ、ひゃぁん」
―――涼香の手を両方とも頭の上に押さえつける。空いたほうの手で、胸を貪ればくぐもっていない声が漏れた。
手のひらで包み込むように全体を押し上げると、手のひらでその頂きを摩る。
涼香の体から最後の力が抜けたのを確認して、マユリは涼香の手を開放する。
そして、涼香を拘束するのに使っていた手は胸を通過してさらに下へと向かった。
「ふん・・・」
もうほとんど意味のない浴衣と帯を取っ払い、細い腰を撫ぜた。
ピクリと震える白い体は男を知らないとは思えないほどなまめかしく、どうしようもなくマユリを誘う。
緩やかに腰を撫ぜる指が物足りないのか、涼香はゆらゆらと腰を揺らした。
「腰・・・動いているヨ」
耳元でマユリが囁く。
「淫乱なことだネ・・・」
「な、ぁ」
その言葉に、幾分か理性を取り戻したのか、涼香の目が見開かれる。その様子をみてマユリは嗤った。
―――クチュ
「ひゃっ!―――はぁ、ん、」
媚薬の所為か、涼香のソコはしとどに濡れていた。美しい顔を朱に染めて喘ぐ姿に満足そうにマユリは眼をほそめた。
「っ」
あふれる蜜を潤滑油に、膣口から中へと指を進める。長い指が奥へ到達するとビクンと大きく体がはねる。
「やっ、やぁ」
「ここかネ」
その一点を中指で突きながら、親指でぐりぐりと蕾を刺激する。止めとばかりにぺろりと乳首をなめられた。
「ああっんっ!やぁ、だめ!―――だぁ、めだから
はぁっん・・・ぁ」
きゅうと強くシーツを握る。涼香の頭の中で何度も星がはじけた。
「あぁぁ!」
大きく二、三度体を跳ねさせると、糸の切れた操り人形の様にぐたりと天を仰いだ。
マユリはそんな涼香から零れた涙を舌で拭い、もう一度深く口付けた。
「ふぁっ」
口の端から嬌声がこぼれる。最後に唇を舐められた。それにすら涼香は反応する。
「涼香・・・挿れるヨ」
「――――っぁん」
聞いてないとは思いつつも、律儀にマユリはそう言った。
案の定グチュリと大きな音を立て、マユリが侵入してきたことに涼香は驚き声を上げた。
破瓜の痛みは快感に消されたようで、その口からうめき声が上がることは無い。
「あぁっん―――んっ、ぁぁ」
先ほど見つけた”イイ”場所を、何度も突き上げると、膣内が蠢いた。ずっと達しっぱなしなのだろう、体はびくびくと跳ねたままだった。
「マユ・・・リ」
余裕のない声がマユリを呼ぶ。
「なん、だネ」
こちらもあまり余裕がない声でマユリが答えた。
「マユリっ!ぁんっ
だっめぇ」
ぐちゅぐちゅと大きな水音が連結部より響く。その音はどんどん早くなり、最後に数度大きく響くと途端に小さくなった。
涼香もより一層の嬌声を上げると、そのままふっと意識を飛ばす。
ずるりと自身を抜くと、マユリは後始末もそこそこに涼香の隣へ横たわった。
(2014/12/01)