「痛い・・・」
目を覚ますと腰に鈍痛。
体はマユリちゃんが洗ってくれたのかべたつきなどは無かった。(服も着ていた)
昨日の事ははっきり覚えていて、こういうのも悪くはないとおもいました。
腰の痛みだけはいただけませんけど。
でも・・・マユリちゃんかっこよかったなぁ。
「涼香!いつまで寝ているのだネ!」
「腰痛くて起きれないんです!」
すっかり化粧をしたマユリが起こしに来る。確かにもうそろそろ支度を始めないと遅刻になってしまう時間だ。
かけられた言葉にそう答えると、マユリは舌打ちを一つ打つ。
「ネム!ネム!」
「はい、マユリ様」
「今日は涼香は休みだと更木に伝えて来い
体調不良とでも言っておくんだヨ」
ネムが頷き出ていくと、マユリは軽く涼香の髪を撫ぜる。他にどこも悪い所は無いと涼香は笑った。
午前は無理でも午後にはどうにか動けるだろう。
「今度は、休みの日ね」
マユリの手を掴んで、涼香はそう笑った。
***
一方その日ネムは大変機嫌が良かった。
涼香とマユリに何かがあったことも、それを二人が喜んでいることも分かったからだ。
ネムは涼香が大好きだった(それ自体が作られた感情であったとしても)。だからこそ、マユリと涼香が結ばれたことは嬉しかった。
だからこそ、更木の元へ涼香の休みを伝えに行った時も、今こうして女性死神協会の集会に出ている時も、笑顔でいた。
「あんた・・・どうしたの?」
「いえ・・・なんでもないです」
松本が訝し気に聞いてきても笑顔のまま。
普段は絶対にしないのに。茶菓子まで持ってきて(マユリの差し金だと考えられ食べられることはなかったが)、ニコニコと笑うネムは異常で。涼香が見たら喜びそうなのに。そう、松本は考えた。
「あれ?そういえば涼香は?」
「今日は体調が悪いようです」
相変わらず笑顔のままネムは答えた。
(2014/12/01)
(2023/12/03訂正)
目を覚ますと腰に鈍痛。
体はマユリちゃんが洗ってくれたのかべたつきなどは無かった。(服も着ていた)
昨日の事ははっきり覚えていて、こういうのも悪くはないとおもいました。
腰の痛みだけはいただけませんけど。
でも・・・マユリちゃんかっこよかったなぁ。
「”にゃんにゃんしよ?”」-後-
「涼香!いつまで寝ているのだネ!」
「腰痛くて起きれないんです!」
すっかり化粧をしたマユリが起こしに来る。確かにもうそろそろ支度を始めないと遅刻になってしまう時間だ。
かけられた言葉にそう答えると、マユリは舌打ちを一つ打つ。
「ネム!ネム!」
「はい、マユリ様」
「今日は涼香は休みだと更木に伝えて来い
体調不良とでも言っておくんだヨ」
ネムが頷き出ていくと、マユリは軽く涼香の髪を撫ぜる。他にどこも悪い所は無いと涼香は笑った。
午前は無理でも午後にはどうにか動けるだろう。
「今度は、休みの日ね」
マユリの手を掴んで、涼香はそう笑った。
***
一方その日ネムは大変機嫌が良かった。
涼香とマユリに何かがあったことも、それを二人が喜んでいることも分かったからだ。
ネムは涼香が大好きだった(それ自体が作られた感情であったとしても)。だからこそ、マユリと涼香が結ばれたことは嬉しかった。
だからこそ、更木の元へ涼香の休みを伝えに行った時も、今こうして女性死神協会の集会に出ている時も、笑顔でいた。
「あんた・・・どうしたの?」
「いえ・・・なんでもないです」
松本が訝し気に聞いてきても笑顔のまま。
普段は絶対にしないのに。茶菓子まで持ってきて(マユリの差し金だと考えられ食べられることはなかったが)、ニコニコと笑うネムは異常で。涼香が見たら喜びそうなのに。そう、松本は考えた。
「あれ?そういえば涼香は?」
「今日は体調が悪いようです」
相変わらず笑顔のままネムは答えた。
(2014/12/01)
(2023/12/03訂正)