「旅禍?」
「ああ、流魂街に落ちたらしいけどな」
ま、俺たちの出番はないだろ。
そういっちゃんは言った。
・・・出番あったみたいです。
ついさっき旅禍が侵入したという半鐘が鳴り響き、各隊配置につくよう命令が下りました。
長い死神人生ですが、こんなはでな旅禍なんて初めてです。
「はぁ!?」
配置についてびっくり。
十一番隊の指導系統がめちゃくちゃなんですけど・・・。
手柄がどうだこうだって喋ってる奴らを殴り怒鳴りまとめたらそれが判明した。
「隊長は?」
「隊主会っす」
「いっちゃんは?」
「いません」
さぼりかぁぁぁ!!!
てか、よく見ればちかちゃんもいないし・・・。
えー、私もサボりたい。
「とにかく、配置で待機!」
「旅禍はどうするんっすか?」
「そんなん決まってるだろ
見つけ次第」
ぶったぎれ。
にやりと笑えば、隊士たちは声を上げた。
「姐さんはどうするんですか?」
「私?
仕方ないからここいる」
さすがに隊長格も上位席官もいないのもまずいだろうからさ。
そんな風に、珍しくちゃんと仕事したっていうのにさ。
旅禍探しに行くのも我慢したんですよ?
一晩なにもないとかぁ!
「あ゛~~~
明け方まで探しても何もいやしねぇじゃねぇかよ!」
あ、隊長帰ってきた。
隊長頼むから指示だしてからいなくなってくださいよ。
「おう!お前らももう帰っていいぞ!!」
「隊長、いっちゃんとちかちゃん見ませんでした?」
「あ゛、一角と弓親か?」
「はい」
あいつら、またさぼりかって。
はい、さぼりなんですよ。
しょうがねぇなと言う隊長に怒りはない。
「おい、涼香、探してこ―――」
―――ドォン
大きな音をたて、殺気石に何かがぶつかった。
「旅禍・・・」
長い事死神やってるけど、こんな派手な旅禍初めてだな~。
やっば、ワクワクしてきた。
(2013/08/09)
「ああ、流魂街に落ちたらしいけどな」
ま、俺たちの出番はないだろ。
そういっちゃんは言った。
00.「旅禍!?」
・・・出番あったみたいです。
ついさっき旅禍が侵入したという半鐘が鳴り響き、各隊配置につくよう命令が下りました。
長い死神人生ですが、こんなはでな旅禍なんて初めてです。
「はぁ!?」
配置についてびっくり。
十一番隊の指導系統がめちゃくちゃなんですけど・・・。
手柄がどうだこうだって喋ってる奴らを殴り怒鳴りまとめたらそれが判明した。
「隊長は?」
「隊主会っす」
「いっちゃんは?」
「いません」
さぼりかぁぁぁ!!!
てか、よく見ればちかちゃんもいないし・・・。
えー、私もサボりたい。
「とにかく、配置で待機!」
「旅禍はどうするんっすか?」
「そんなん決まってるだろ
見つけ次第」
ぶったぎれ。
にやりと笑えば、隊士たちは声を上げた。
「姐さんはどうするんですか?」
「私?
仕方ないからここいる」
さすがに隊長格も上位席官もいないのもまずいだろうからさ。
そんな風に、珍しくちゃんと仕事したっていうのにさ。
旅禍探しに行くのも我慢したんですよ?
一晩なにもないとかぁ!
「あ゛~~~
明け方まで探しても何もいやしねぇじゃねぇかよ!」
あ、隊長帰ってきた。
隊長頼むから指示だしてからいなくなってくださいよ。
「おう!お前らももう帰っていいぞ!!」
「隊長、いっちゃんとちかちゃん見ませんでした?」
「あ゛、一角と弓親か?」
「はい」
あいつら、またさぼりかって。
はい、さぼりなんですよ。
しょうがねぇなと言う隊長に怒りはない。
「おい、涼香、探してこ―――」
―――ドォン
大きな音をたて、殺気石に何かがぶつかった。
「旅禍・・・」
長い事死神やってるけど、こんな派手な旅禍初めてだな~。
やっば、ワクワクしてきた。
(2013/08/09)