え~、現在私は現在剣八隊長に抱えられております。
「きゃー、隊長にさらわれる」
「馬鹿なこと言ってないでさっさと旅禍探しやがれ」
「分かりましたから、一人くらい私にもくださいね!」
「あ゛?仕方ないな」
殺気石の壁に当たった旅禍は、四つに飛散した。
私はそれを見て、冷静に、すばやく隊長のそばを離れようと・・・した。
「涼香、一番つえぇ奴はどれだ」
ガシィっと肩をつかまれた。
いやぁ、隊長痛いんで放してくれませんか?
私は早急に旅禍を探しに出たいんですが。
隊長と一緒だと禄に斬らせてもらえないじゃないですか。
「水色諦めなよ~」
「そうだ、諦めろ」
いっちゃんもちかちゃんも早速戦ってるみたいなのに、私だけ戦えないとかズルい。
「っち」
舌打ちと共に私は浮いた。
私を持ち上げたそれが隊長の腕だと気づくまで数秒かかった。
わぁ、隊長良い筋肉してますね☆
とか言ってる場合じゃなくて。
そして、冒頭に戻るわけですよ。
「剣ちゃん、こっちだと思うよ♪」
「あ゛
また、行き止まりじゃねぇか!」
あれ?私いらなくない?
まあ今私に一番強い奴の居場所とか聞かれても困るんだけどね。
一番強い奴は霊圧隠してるみたいだし、二番目の奴はいっちゃんと戦ってるみたいだし。
・・・いっちゃん狡い。
「―――、涼香」
「っはい?」
「水色どうしたの?」
「いっちゃん戦ってるな~って思って」
しかも、相手強いですよ。
いっちゃん負けそうですし。
剣八隊長旅禍が強くてうれしいのは分かるんですが、低く笑うの止めてください。
怖いです。
それに、もう一つ。
気になることがあった。
さっき分かれたうちの一つ。
私が一番強いと思った奴、今霊圧を隠しているその人。
その霊圧を知っている気がする。
思い出せないともやもやするなぁ。
「あ、いっちゃんとちかちゃん負けた」
「は?」
戦ってる霊圧が消え、いっちゃんとちかちゃんの霊圧が極端に弱くなる。
いっちゃんはともかくちかちゃんが戦ってた奴は霊圧そんなに高くなかったんだけど。
油断したかな?
ちかちゃん、自分の美的感覚に合わない相手だったりすると極端に戦いに集中しなくなるんだよねー。
「っち、しかたねぇ、拾いに行くぞ」
はーい。
てか、もう逃げないんで放してくれませんかね。
小脇に抱えられたまま走られると酔いそうなんですが。
(2013/08/09)
「きゃー、隊長にさらわれる」
「馬鹿なこと言ってないでさっさと旅禍探しやがれ」
「分かりましたから、一人くらい私にもくださいね!」
「あ゛?仕方ないな」
01.「酔うって!」
殺気石の壁に当たった旅禍は、四つに飛散した。
私はそれを見て、冷静に、すばやく隊長のそばを離れようと・・・した。
「涼香、一番つえぇ奴はどれだ」
ガシィっと肩をつかまれた。
いやぁ、隊長痛いんで放してくれませんか?
私は早急に旅禍を探しに出たいんですが。
隊長と一緒だと禄に斬らせてもらえないじゃないですか。
「水色諦めなよ~」
「そうだ、諦めろ」
いっちゃんもちかちゃんも早速戦ってるみたいなのに、私だけ戦えないとかズルい。
「っち」
舌打ちと共に私は浮いた。
私を持ち上げたそれが隊長の腕だと気づくまで数秒かかった。
わぁ、隊長良い筋肉してますね☆
とか言ってる場合じゃなくて。
そして、冒頭に戻るわけですよ。
「剣ちゃん、こっちだと思うよ♪」
「あ゛
また、行き止まりじゃねぇか!」
あれ?私いらなくない?
まあ今私に一番強い奴の居場所とか聞かれても困るんだけどね。
一番強い奴は霊圧隠してるみたいだし、二番目の奴はいっちゃんと戦ってるみたいだし。
・・・いっちゃん狡い。
「―――、涼香」
「っはい?」
「水色どうしたの?」
「いっちゃん戦ってるな~って思って」
しかも、相手強いですよ。
いっちゃん負けそうですし。
剣八隊長旅禍が強くてうれしいのは分かるんですが、低く笑うの止めてください。
怖いです。
それに、もう一つ。
気になることがあった。
さっき分かれたうちの一つ。
私が一番強いと思った奴、今霊圧を隠しているその人。
その霊圧を知っている気がする。
思い出せないともやもやするなぁ。
「あ、いっちゃんとちかちゃん負けた」
「は?」
戦ってる霊圧が消え、いっちゃんとちかちゃんの霊圧が極端に弱くなる。
いっちゃんはともかくちかちゃんが戦ってた奴は霊圧そんなに高くなかったんだけど。
油断したかな?
ちかちゃん、自分の美的感覚に合わない相手だったりすると極端に戦いに集中しなくなるんだよねー。
「っち、しかたねぇ、拾いに行くぞ」
はーい。
てか、もう逃げないんで放してくれませんかね。
小脇に抱えられたまま走られると酔いそうなんですが。
(2013/08/09)