「ほら、行くぞ」
やっぱりそうですか。
私も行くんですか。
「二番目でいいから強い人私にも切らせてくださいね~」
「分かったっつてんだろ」
そう言っていつも敵全部斬っちゃいますよね。
「今の無しで!」
「あ、いましたよ!隊長!!
”黒崎一護”」
萱草色の髪に、死覇装。
いっちゃんの情報にも合致する。
「あれか・・・」
隊長の霊圧が上がっていく。
それを見た副隊長が楽しそうに口角を上げた。
黒崎一護と、その他二人は必死に隊長から逃げようと走る。
瞬歩ですらないそいつらを見失うことは無い。
「黒崎一護か?」
隊長の問に答える代わりに、黒崎一護は斬魄刀に手をやった。
ああ、本物だ。
いっちゃんと戦ったころよりも霊圧が上がっているように感じるのは気のせいか。
隊長はますます霊圧を上げて楽しく笑う。
―――ドサッ
黒崎一護の連れが倒れた。
「あれ?」
もしかして・・・。
「四番隊の花ちゃん?」
見知った顔だった。
入院していたところに世話になった四番隊の七席の子。
小走りで近寄る。
隊長の霊圧を区切るように、花ちゃんの頭を撫でた。
面白半分にやちる副隊長が黒崎一護を踏み台にこちらへ来ようとする。
「くそっ!」
「花にさわるんじゃねえよ!!」
「「剣八隊長(剣ちゃん)・・・怒られちゃった」」
副隊長と同時に声を上げた。
「お前ら・・・」
心底呆れたようにため息つくのやめてもらえませんか?
もういーですよ。
副隊長あっちで一緒に見学しましょう。
邪魔らしいですよ、私たち。
「あの子いいの?」
「ああ、いいですよ。
入院してたとき世話になっただけなんで」
それに霊圧にあてられたくらいじゃ人間(死神か)は死なない。
それにしてもあんなに楽しそうな隊長久しぶりだなー。
最近強い敵とも戦ってなかったし。
私も戦いたい、そう思った。
(2013/08/09)
やっぱりそうですか。
私も行くんですか。
「二番目でいいから強い人私にも切らせてくださいね~」
「分かったっつてんだろ」
そう言っていつも敵全部斬っちゃいますよね。
03.「剣八隊長がんばれ」
「今の無しで!」
「あ、いましたよ!隊長!!
”黒崎一護”」
萱草色の髪に、死覇装。
いっちゃんの情報にも合致する。
「あれか・・・」
隊長の霊圧が上がっていく。
それを見た副隊長が楽しそうに口角を上げた。
黒崎一護と、その他二人は必死に隊長から逃げようと走る。
瞬歩ですらないそいつらを見失うことは無い。
「黒崎一護か?」
隊長の問に答える代わりに、黒崎一護は斬魄刀に手をやった。
ああ、本物だ。
いっちゃんと戦ったころよりも霊圧が上がっているように感じるのは気のせいか。
隊長はますます霊圧を上げて楽しく笑う。
―――ドサッ
黒崎一護の連れが倒れた。
「あれ?」
もしかして・・・。
「四番隊の花ちゃん?」
見知った顔だった。
入院していたところに世話になった四番隊の七席の子。
小走りで近寄る。
隊長の霊圧を区切るように、花ちゃんの頭を撫でた。
面白半分にやちる副隊長が黒崎一護を踏み台にこちらへ来ようとする。
「くそっ!」
「花にさわるんじゃねえよ!!」
「「剣八隊長(剣ちゃん)・・・怒られちゃった」」
副隊長と同時に声を上げた。
「お前ら・・・」
心底呆れたようにため息つくのやめてもらえませんか?
もういーですよ。
副隊長あっちで一緒に見学しましょう。
邪魔らしいですよ、私たち。
「あの子いいの?」
「ああ、いいですよ。
入院してたとき世話になっただけなんで」
それに霊圧にあてられたくらいじゃ人間(死神か)は死なない。
それにしてもあんなに楽しそうな隊長久しぶりだなー。
最近強い敵とも戦ってなかったし。
私も戦いたい、そう思った。
(2013/08/09)