「ネムちゃん!」
横たわるその体を抱えれば、だらりと腕が垂れ下がる。
「涼香、さん」
ネムちゃんが動けないのは疋殺地蔵のせいだろう。
・・・後で叱らなきゃ。
「痛いかもしれないけど、ごめんね」
抱えたまま、瞬歩で四番隊に向かう。
ネムちゃんは目を閉じた。
「すいません」
「何で謝るの?」
マユリちゃんがけがしたことと、疋殺地蔵の力で撤退したこと。
ゆっくり話してくれた。
別に今言わなくてもいいのになぁ。
「ネムちゃん」
返事はない。
「よくがんばったね」
マユリちゃんを守ってくれてありがとう。
「すいませーん!」
「っ!?
水原四席いかがなされっ・・・涅副隊長!?」
「・・・よろしくお願いします」
なんだか無駄にアグレッシブな伊江村三席にネムちゃんを預ける。
うっすら浮かんでる隈とか乱れた髪から伊江村三席のストレスが伝わった。
忙しいんだろうな~うちの隊ほとんど全壊だし。
それでもネムちゃんの治療をする伊江村三席は流石と言った感じでした。
ほえーっと感心しながら、私はネムちゃんの手を握る。
「・・・、ネムちゃん」
早く元気になって。
(2013/08/09)
横たわるその体を抱えれば、だらりと腕が垂れ下がる。
「涼香、さん」
ネムちゃんが動けないのは疋殺地蔵のせいだろう。
・・・後で叱らなきゃ。
06.「がんばったね」
「痛いかもしれないけど、ごめんね」
抱えたまま、瞬歩で四番隊に向かう。
ネムちゃんは目を閉じた。
「すいません」
「何で謝るの?」
マユリちゃんがけがしたことと、疋殺地蔵の力で撤退したこと。
ゆっくり話してくれた。
別に今言わなくてもいいのになぁ。
「ネムちゃん」
返事はない。
「よくがんばったね」
マユリちゃんを守ってくれてありがとう。
「すいませーん!」
「っ!?
水原四席いかがなされっ・・・涅副隊長!?」
「・・・よろしくお願いします」
なんだか無駄にアグレッシブな伊江村三席にネムちゃんを預ける。
うっすら浮かんでる隈とか乱れた髪から伊江村三席のストレスが伝わった。
忙しいんだろうな~うちの隊ほとんど全壊だし。
それでもネムちゃんの治療をする伊江村三席は流石と言った感じでした。
ほえーっと感心しながら、私はネムちゃんの手を握る。
「・・・、ネムちゃん」
早く元気になって。
(2013/08/09)