藍染が中央四十六室を殺して、瀞霊廷に反旗を翻した。
・・・やっぱり藍染か。
そっか。
「どーするんですか?」
「めんどくせぇな」
隊長のけがを治しながら聞いたらそう言われました。
そして、訂正するのもめんどくさいのですが、私は四番隊じゃないんだよ。
最近人のけが治してばかりだけど本当だよ。
やれやれと隊長達は立ち上がる。
ほとんどの隊長格が双極の前にそろっているようなので私達はいらないかもしれない。
それでも給料分くらいは働かないとね。
「てか、隊長、二番目、約束」
「・・・・・・すまん、忘れてた」
「隊長もいっちゃんもちかちゃんもとっても楽しそうだったよね
私、誰も切ってない
私、四番隊じゃない」
この戦いも終わりそうだし。
三人とも視線そらすのやめてくれませんか?
「水色かわいそー」
ですよねー。
―――ズゥゥゥン
遠くで、地鳴りがした。
「なんだありゃ!?」
「反膜、メノスが同族を助けるときに使う外部から隔絶された空間ですよ」
ってなんで私が解説してんの?
「あれ?隊長たちってメノスと戦った事ないんですか?」
「「「ねぇな(ないね)」」」
あ、そうなんだ。
そういえば隊長達って割と最近ですもんね、死神になったの。
「あれやられると、こちらから攻撃できないんですよ」
丘に着いたら、案の定そこに藍染の姿はなかった。
かわりに、何人かの隊長と続々と到着する四番隊員。
あの巨大なオオカミってもしかして駒村隊長?
うわ、超もふもふしたい。
「無駄足でしたね」
「・・・だな、一護の野郎はどこだ」
遠くで姫ちゃんに治療されてるのが見えた。
指をさして教えれば、隊長やいっちゃんにも笑顔が浮かぶ。
「みんな一護ちゃん好きだね・・・」
二人の耳には届かなかったようだけど、ちかちゃんの耳には届いたようで。
やれやれとちかちゃんも笑ってた。
「あっ!」
「どうしたんだい?」
「隊長・・・」
うちのじゃない、一番隊の山本隊長。
一応頭だけ下げておく。
「久しいの」
「お久しぶりです」
「暇なら儂の怪我の治療をしてほしいんじゃが・・・」
だから私は四番隊じゃないんですけど。
ちかちゃ・・・目をそらすな。
ちかちゃんの着物の袖をつかむ。逃がさないよ?
「山じいずるい~
水原、涼香ちゃん・・・だよね?僕もなおしてくれないかなぁ?」
「京楽!すまないな」
山本隊長の後ろからでてきた京楽隊長を止めたその人物を見た瞬間に私は目を見開いた。
ゆっくりと手はちかちゃんの袖から離される。
徐々にこの場から離れていくちかちゃんとかそんなの気にならなかった。
だって、私の目の前にあの人がいるから。
(2013/08/09)
・・・やっぱり藍染か。
そっか。
11.「ときめきの予感」
「どーするんですか?」
「めんどくせぇな」
隊長のけがを治しながら聞いたらそう言われました。
そして、訂正するのもめんどくさいのですが、私は四番隊じゃないんだよ。
最近人のけが治してばかりだけど本当だよ。
やれやれと隊長達は立ち上がる。
ほとんどの隊長格が双極の前にそろっているようなので私達はいらないかもしれない。
それでも給料分くらいは働かないとね。
「てか、隊長、二番目、約束」
「・・・・・・すまん、忘れてた」
「隊長もいっちゃんもちかちゃんもとっても楽しそうだったよね
私、誰も切ってない
私、四番隊じゃない」
この戦いも終わりそうだし。
三人とも視線そらすのやめてくれませんか?
「水色かわいそー」
ですよねー。
―――ズゥゥゥン
遠くで、地鳴りがした。
「なんだありゃ!?」
「反膜、メノスが同族を助けるときに使う外部から隔絶された空間ですよ」
ってなんで私が解説してんの?
「あれ?隊長たちってメノスと戦った事ないんですか?」
「「「ねぇな(ないね)」」」
あ、そうなんだ。
そういえば隊長達って割と最近ですもんね、死神になったの。
「あれやられると、こちらから攻撃できないんですよ」
丘に着いたら、案の定そこに藍染の姿はなかった。
かわりに、何人かの隊長と続々と到着する四番隊員。
あの巨大なオオカミってもしかして駒村隊長?
うわ、超もふもふしたい。
「無駄足でしたね」
「・・・だな、一護の野郎はどこだ」
遠くで姫ちゃんに治療されてるのが見えた。
指をさして教えれば、隊長やいっちゃんにも笑顔が浮かぶ。
「みんな一護ちゃん好きだね・・・」
二人の耳には届かなかったようだけど、ちかちゃんの耳には届いたようで。
やれやれとちかちゃんも笑ってた。
「あっ!」
「どうしたんだい?」
「隊長・・・」
うちのじゃない、一番隊の山本隊長。
一応頭だけ下げておく。
「久しいの」
「お久しぶりです」
「暇なら儂の怪我の治療をしてほしいんじゃが・・・」
だから私は四番隊じゃないんですけど。
ちかちゃ・・・目をそらすな。
ちかちゃんの着物の袖をつかむ。逃がさないよ?
「山じいずるい~
水原、涼香ちゃん・・・だよね?僕もなおしてくれないかなぁ?」
「京楽!すまないな」
山本隊長の後ろからでてきた京楽隊長を止めたその人物を見た瞬間に私は目を見開いた。
ゆっくりと手はちかちゃんの袖から離される。
徐々にこの場から離れていくちかちゃんとかそんなの気にならなかった。
だって、私の目の前にあの人がいるから。
(2013/08/09)