Eternal Oath

涼香・・・それ終わったらもう今日は帰っていいぞ」

「分かりました」

そんなわけで、剣八隊長にも見放されました。
おいていかないでください。
山本隊長は治療も終わったし離してほしい。

結局解放されたのは、それから一時間後の事だった。
なんでー?

13.「それなりに好きだからさ」


そんなこんなで藍染の反乱から三日後。



―――ドゴォッ

「次!」

道場に今日響いてるのはいっちゃんじゃなく私の怒号だった。
気づけば無傷で立ってるのはちかちゃんだけになってるし、みんなは勘弁してくださいって言ってるし最悪。
私は強くならなきゃいけないのに。


「・・涼香、どうしたんだい?」
「・・・別に、次の戦いに備えてるだけだよ」


もしも、彼ら’’が生きてるならきっと次の戦いに出てくる。
だって一度だって彼は藍染を信じたことなんかないんですから。
藍染に裏切られて命を落とすはずがない。

それならばきっと、生きていて、次の戦いには顔をだすはずなんだ。


「はぁ?
本気で言ってるのかい??」


失礼な。
私はいつだって本気ですー。



「うおっ!?どうしたんだ?一角」


あ。
良いところに来ました一護ちゃん。
ちょっと私と手合わせしませんか?と木刀を向ければ、今入ってきたばかりの道場から出て行こうとするの?
お姉さん理解できないなー。


「ちょっと待った!」

待たないに決まってるじゃないですか。


「ちょうど良いことに斬魄刀も持ってるし、ね?」


道場の隅に立て掛けてあった龍王丸を手にもってかれの方を向く。
と同時に一護ちゃんは全力で逃げ出した。


「逃がさないよ」


一護ちゃんを追って私も走り出した。
遠くで程々にねーって、ちかちゃんの声がした。


(2013/08/09)