「水原さん!俺が行きます!」
そう言われてから早数分。
イールなんとかと言う長い名前の破面に恋ちゃんは押されていた。
やっばいかもしれません。
「はい、こちら技術局」
「もしもーし」
「っ水原さん!?」
「あ、リンちゃん
空間凍結と、限定解除の申請したいんだけど」
「あっ、はい!今してます!」
あ、してるんだ。
他の人も苦戦していると言う事、か。
「ありがっ「水原さん!?」ごめん!」
私の隣を誰かが走り抜けていった。
蒲原商店の上で子供が二人こっちを見てたのには気づいたけれど・・・。
通信をしていて、反応が遅れた。
―――ドゴォ!
大きな音を立てて、屋根から飛び出した女の子は破面を蹴り上げた。
大きなダメージを与えたものの、滅するには程遠い。
「ごめん、恋ちゃん手を出すよ」
他人の喧嘩に手を出すとかそう言う問題じゃないと判断し、私は竜王丸を鞘から抜く。
―――突き砕け、蒼角王子
「揺るがせ、竜王丸!
屋根の上の!大丈夫だから飛び出さないで!!」
破面が姿を変え、女の子は破面の角に貫かれた。
今にも飛び出しそうなもう一人の子供を抑え、剣を構える。
「一式、水迅!!」
私の斬魄刀から放たれた一陣の水の刃が角を切り落とす。
「くそがぁ!」
「二式、水蓮」
自分の周りに防壁を張り、急いでその場を離れる。
元々は、恋ちゃんの喧嘩ですし後は恋ちゃんに任せます。
屋根の上にそっと、女の子を横たえるとだいぶひどい状態でした。
「雨!」
「私は、治療は専門じゃない(と言うか苦手)だから
蒲原隊長呼んできてくれる?」
なるべく優しく落ち着けるように話しかけると、赤毛の少年は急いで店へと走って行った。
急いでくれないと、私には延命程度しか出来ません。
―――pipipi
「っだぁっもう!この忙しいのに何?」
「水原さん!”限定解除”許可申請おりました!」
「恋ちゃーん、限定解除許可降りたって!!」
はっきりと頷く恋ちゃんを確認して。
私は治療に全霊圧を込めた。
(2014/11/05)
そう言われてから早数分。
イールなんとかと言う長い名前の破面に恋ちゃんは押されていた。
やっばいかもしれません。
18.「私四番隊じゃないんだよ?ほんとだよ?」
「はい、こちら技術局」
「もしもーし」
「っ水原さん!?」
「あ、リンちゃん
空間凍結と、限定解除の申請したいんだけど」
「あっ、はい!今してます!」
あ、してるんだ。
他の人も苦戦していると言う事、か。
「ありがっ「水原さん!?」ごめん!」
私の隣を誰かが走り抜けていった。
蒲原商店の上で子供が二人こっちを見てたのには気づいたけれど・・・。
通信をしていて、反応が遅れた。
―――ドゴォ!
大きな音を立てて、屋根から飛び出した女の子は破面を蹴り上げた。
大きなダメージを与えたものの、滅するには程遠い。
「ごめん、恋ちゃん手を出すよ」
他人の喧嘩に手を出すとかそう言う問題じゃないと判断し、私は竜王丸を鞘から抜く。
―――突き砕け、蒼角王子
「揺るがせ、竜王丸!
屋根の上の!大丈夫だから飛び出さないで!!」
破面が姿を変え、女の子は破面の角に貫かれた。
今にも飛び出しそうなもう一人の子供を抑え、剣を構える。
「一式、水迅!!」
私の斬魄刀から放たれた一陣の水の刃が角を切り落とす。
「くそがぁ!」
「二式、水蓮」
自分の周りに防壁を張り、急いでその場を離れる。
元々は、恋ちゃんの喧嘩ですし後は恋ちゃんに任せます。
屋根の上にそっと、女の子を横たえるとだいぶひどい状態でした。
「雨!」
「私は、治療は専門じゃない(と言うか苦手)だから
蒲原隊長呼んできてくれる?」
なるべく優しく落ち着けるように話しかけると、赤毛の少年は急いで店へと走って行った。
急いでくれないと、私には延命程度しか出来ません。
―――pipipi
「っだぁっもう!この忙しいのに何?」
「水原さん!”限定解除”許可申請おりました!」
「恋ちゃーん、限定解除許可降りたって!!」
はっきりと頷く恋ちゃんを確認して。
私は治療に全霊圧を込めた。
(2014/11/05)