そしてさらに一週間。
「ねー、きーちゃん今日のご飯何?」
蒲原隊長もとい、きーちゃんとはすごく仲良くなりました。
夜こっそり、店を抜け出した。
屋根へ上って通信機を懐から取り出す。
―――pipipi
何回かの呼び出し音の後、通信機の向こうから久しぶりな声がした。
”何だネ”と少し不機嫌な声が嬉しくて仕方がない。
「きんきょーほーこく」
「私は忙しいのだがネ」
そう言いながら、マユリちゃんは電話を切る気配がない。
「今の所破面の襲撃はなくて、今はみんな修行してる
きいて!聞いて!鬼道の九十番代が使える様になりました!」
今まで詠唱の丸覚えと、霊圧のごり押しで撃っていた鬼道。
マユリちゃんに詠唱の意味教えてもらって(霊術院の先生より上手かった)、なんときーちゃんと一緒に元鬼道衆のテッちゃんが居たので鬼道の練習はばっちりです。
でも、剣の方が好きだなぁなんて零したら、やれ十一番隊は野蛮だの、剣を振るだけなら猿でもできるだの散々な言いよう。
それでも。
「マユリちゃんと鬼道練習してから、すごく鬼道つかいやすくなったよ」
「あたりえじゃァないか
私の貴重な時間を使ったのだからネ」
「うん、ありがとう」
真ちゃん探しにこちらに来たけれど、あまりに平和で尸魂界に帰りたいです。
「・・・ねぇ、マユリちゃんは平子真子と、猿柿ひよ里って覚えてるよね」
「忘れたネ
あんな不快な連中は」
嘘ばっかり。
マユリちゃんは結構ヒヨちゃん気に入ってたくせに。
本当に嫌いな人にはマユリちゃん構わないじゃないですか。
”あんな”なんて。出てきた言葉に苦笑いを浮かべながら、私は言葉をつづける。
「真ちゃんは藍染の事信用してなかったから、二人とも生きてると思うんだ
だから、き・・・蒲原隊長の所来たの
たぶん何か知ってるから」
だからマユリちゃんもう少しだけきーちゃんの所いるの許してね。
(2014/11/05)
「ねー、きーちゃん今日のご飯何?」
蒲原隊長もとい、きーちゃんとはすごく仲良くなりました。
19.「もしもし、お元気ですか?」
夜こっそり、店を抜け出した。
屋根へ上って通信機を懐から取り出す。
―――pipipi
何回かの呼び出し音の後、通信機の向こうから久しぶりな声がした。
”何だネ”と少し不機嫌な声が嬉しくて仕方がない。
「きんきょーほーこく」
「私は忙しいのだがネ」
そう言いながら、マユリちゃんは電話を切る気配がない。
「今の所破面の襲撃はなくて、今はみんな修行してる
きいて!聞いて!鬼道の九十番代が使える様になりました!」
今まで詠唱の丸覚えと、霊圧のごり押しで撃っていた鬼道。
マユリちゃんに詠唱の意味教えてもらって(霊術院の先生より上手かった)、なんときーちゃんと一緒に元鬼道衆のテッちゃんが居たので鬼道の練習はばっちりです。
でも、剣の方が好きだなぁなんて零したら、やれ十一番隊は野蛮だの、剣を振るだけなら猿でもできるだの散々な言いよう。
それでも。
「マユリちゃんと鬼道練習してから、すごく鬼道つかいやすくなったよ」
「あたりえじゃァないか
私の貴重な時間を使ったのだからネ」
「うん、ありがとう」
真ちゃん探しにこちらに来たけれど、あまりに平和で尸魂界に帰りたいです。
「・・・ねぇ、マユリちゃんは平子真子と、猿柿ひよ里って覚えてるよね」
「忘れたネ
あんな不快な連中は」
嘘ばっかり。
マユリちゃんは結構ヒヨちゃん気に入ってたくせに。
本当に嫌いな人にはマユリちゃん構わないじゃないですか。
”あんな”なんて。出てきた言葉に苦笑いを浮かべながら、私は言葉をつづける。
「真ちゃんは藍染の事信用してなかったから、二人とも生きてると思うんだ
だから、き・・・蒲原隊長の所来たの
たぶん何か知ってるから」
だからマユリちゃんもう少しだけきーちゃんの所いるの許してね。
(2014/11/05)