Eternal Oath

桃ちゃんがいなくなって。
シロがいなくなって。

ねぇ、私もここに来たよ?

01.いい加減気づけやヴォケが!!


私の名前は鈴花 春奈
一応、九番隊の五席で、雛森 桃と日番谷 冬獅郎の幼馴染です。
はい。

数十年前、私よりも早く死神になった二人を追いかけて、私は死神になった。
んで、個人的桃ちゃんとシロがいつ気づくかゲームをしてたんだけど・・・
これがぜんっぜん気づかないんだよね。シロが。 桃ちゃんはすぐきづいてくれたのにね。


しかも、隣の隊なのに。
五席なのに。


「シロのばーか。」


思わず空を見上げて呟いた。
十数年も気づかれなかったらつぶやきたくもなるよ。


昔は『春奈春奈』って私の周りをキャンキャンキャンキャンと・・・(そんな事実はありません)


「・・・はぁ」


仕事も進まないし。


「おい」


ちょ~っと、現実逃避をしていた私の後ろから響く低い声。

誰のっていったら一人しか居ないんだけどね。


鈴花・・・」


振り向けば、思った通りの人物で。
卑猥な刺青が今日もまぶしいぜ☆


「誰が卑猥刺青だ!」
「副隊長!人の心を読まないでください!」


「全部口に出してんだよ!!!」


・・・・・・・・さあ、逃げるか。

増える副隊長の青筋に、私は身の危険を感じる。


「で、てめぇは何してたんだ?」


そんな地を這うような声出さないで下さいよ。


「いつまでたっても気づいてくれないシロに思いをはせて?みたり?」
「・・・おい」


え?なんでこんなに卑猥刺m・・・ゲフンゲフン、69副隊長が怒ってるのかって?
私の机の上に書類が山済みになってるからだと思うよ☆

今日はいい天気だし仕方がない。


「どれだけ書類をためれば気が済むんだ?」
「えっと、いくらでも?」


・・・いい天気だし仕方がない。


「(プチッ)」


あっ、どっかが切れた音がした。



うん、逃げよう。

すぐ逃げよう。





そして私は、青空の下駆け出した。
今にも抜刀しそうな副隊長につかまらないように。



「まちやがれ!
今日は書類全部終わらすまでかえさねぇぞ!」

「無理ですよ!そんなの!」


私はかける、青空の下。

後ろからかけてくる副隊長はいつにもまして顔が怖い。
それもこれも全部全部シロが気づいてくれないのがいけないんだ!


「仕事をやらないのが悪いんだよ!!」
「副隊長!人の心を読まないでください!」


「全部口に出してんだよ!!!」


(2011/11/28)
こちらの話は夢集房様へ提供させていただいた話の書き直しです。