Eternal Oath

いや、いい加減さみしいんだけど。

なんで気づかないわけ!!!
気づいてくれないと、仕事も手に付かないんだけど。

03.いや、いい加減寂しいんですけどね


「いや、ねぇ。副隊長。いいかげん気づいてもいいと思いません?


私が死神になってから何十年たったと思ってるんですか!?
私がシロの隣の隊の上位席官になってから何十年たったと思ってるんですかぁ!?」

「しらねーよ!俺の話聴く気あんのか!てめぇ」


ないよ!

とは、さすがに言えません。


たとえ頬に69があっても、袖なしでも私の上司ですから・・・一応。
しかもなんかシリアス~な感じだし。


「お前、今俺にものすごく失礼な事考えなかったか?」
「いえ。副隊長の気のせいです(即答)

それより話があるんじゃなかったんですか?」


「あぁ。鈴花、お前三席になる気あるか?」




なぜ?



「なぜ?」
「俺が聞きてぇよ!」


ガタっと大きな音を立てて、副隊長が立ち上がった。
ご丁寧に握りこぶしまで作って。


うわぁ。


そこまで力入れなくてもいいじゃん・・・


「東仙隊長がお前を推薦したんだよ!」


すんごい嫌そう・・・

私結構ちゃんと仕事してるよ!
副 隊 長 の い な い と こ ろ で!!!



「で?どうするんだ」

「どうしましょう?」


どうしよっかなぁ?

さすがに三席になれば確実にシロにばれるしなぁ。
かといってもうそろそろ気づいて欲しいしなぁ。



・・・



悩む事数分、私はやっと言葉をだした。


「考えさせてください」


それだけいって、私は副隊長の部屋を後にした。
そして、桃ちゃんに相談しにいく。
(別に桃ちゃん意外に友達いないわけじゃないよ)



「・・・で、桃ちゃん!どうしたらいいと思う!?」

春奈
シロちゃんに気づかれたいならさっさと三席にでもなんでもなればいいじゃない」


なんか桃ちゃんがスーパークールなんだけど。


「え~。だってこんだけねばったんだし、最後までやってみたい気もすんじゃん」

「だったらやめれば?三席になるの。
いちいち来ないでくれる?

私も忙しいんだけど


笑顔なのに怖いよ。
卯ノ花隊長にも負けないよ。


「は、はひッ」


怖っ!!


どうしよう!ブラック桃ちゃんが降臨なされてる!!!


というわけで、黒いのにかてるわけも無い私はさっさと逃げ帰りました。


え?私?
三席になりましたよ?



それと、後日きいた話だけど。
あのとき桃ちゃんが黒かったのはどことは言わないが某隊が書類を溜め込んで、その書類が五番隊まわされてきたからしい。


(2011/11/28)