一波瀾の後に大波瀾。
A組を出て、すぐに屋上へと向かった。
ああ、今考えれば馬鹿としか言いようがないだろう。
グラウンドに出てしまえばいくらでも逃げれると。
今なら・・・そう思うんです。
「ハァイ、三人方」
前には風子、横にはキリの刺さった烈火、後ろには柳姫。
確実に絶体絶命なんだと思う。
んー、風子の気持ちは分からなくはないんだけど。
柳姫に手は出させたくないんだよなぁ。
普通の女の子っぽいし。
「風子」
「何?霧月?邪魔しないでくれる?」
わぁ、キレてる☆
・・・とか言ってる場合じゃないよねぇ。
「風子!柳姫は戦えないんだよ」
「・・・どゆこと?」
「そうだ!風子やめろ!」
いつの間にか復活した、烈火が便乗して叫ぶ。
あぁ、これはよろしくないな。
ここは、烈火に任せよう。
結果から言うと烈火は、風子の動きを封じた。
網を使って。
どうやら、彼の考えた新忍法らしい。
そして
「なんつーかなりたかった」
私に言った時と同じ理由を彼女につげた。
不満そうな彼女の顔を見ればわかるけど、きっと納得してないだろうなぁ風子。
時が解決してくれればいいんだけど・・・。
しかし、時が解決する前にあんなことが起きるなんて。
とてもじゃないけど思わなかったんだ。
その日から、 風 子 は 学 校 を 休 ん だ 。
(2011/7/21)
01.つむじ風
A組を出て、すぐに屋上へと向かった。
ああ、今考えれば馬鹿としか言いようがないだろう。
グラウンドに出てしまえばいくらでも逃げれると。
今なら・・・そう思うんです。
「ハァイ、三人方」
前には風子、横にはキリの刺さった烈火、後ろには柳姫。
確実に絶体絶命なんだと思う。
んー、風子の気持ちは分からなくはないんだけど。
柳姫に手は出させたくないんだよなぁ。
普通の女の子っぽいし。
「風子」
「何?霧月?邪魔しないでくれる?」
わぁ、キレてる☆
・・・とか言ってる場合じゃないよねぇ。
「風子!柳姫は戦えないんだよ」
「・・・どゆこと?」
「そうだ!風子やめろ!」
いつの間にか復活した、烈火が便乗して叫ぶ。
あぁ、これはよろしくないな。
ここは、烈火に任せよう。
結果から言うと烈火は、風子の動きを封じた。
網を使って。
どうやら、彼の考えた新忍法らしい。
そして
「なんつーかなりたかった」
私に言った時と同じ理由を彼女につげた。
不満そうな彼女の顔を見ればわかるけど、きっと納得してないだろうなぁ風子。
時が解決してくれればいいんだけど・・・。
しかし、時が解決する前にあんなことが起きるなんて。
とてもじゃないけど思わなかったんだ。
その日から、 風 子 は 学 校 を 休 ん だ 。
(2011/7/21)