強く。
あいさつもそこそこに形代は、早速攻撃を仕掛けてきた。
「・・・っ」
「風神!!」
マネキンが襲ってくるがあっと言う間に、風子が風神でなぎ倒す。
「烈火!土門!霧月!手出しすんなよ!
これは私の喧嘩だぞ!!」
風子は一瞬こちらを振り向きそう宣言する。
奴が使う魔導具は形傀儡。
能力は人形を操るだけだし、導具戦になれるのにはちょうど良い相手だろう。
・・・あんまり強くなさそうだしね。
「気をつけて!風子!」
「おう!」
風神を操る風子。
きっと大丈夫よね?
最初は、風子が押していた。
しかし、それもすぐに止まる。
形代が糸を風子に仕掛け、動きを封じたからだ。
ついでに、烈火と土門も。
私も、封じられたふりをしておく。
「プリメラ」
その手に抱く小さな少女に形代は命令する。
動けない風子は少女の持った剣に傷つけられていく。
だめ。まだ、動かない。
風子は気づくはず。
「形代・・・動いたってしゃべったって 人 形 は 人 形 だ よ 。
意思はもたないし、決して 生 き る こ と は な い
分かってるんでしょ」
気づいて風子。
その違和感に。
「だまれ!」
「ぐっ・・・」
形代に剣を立てられる。
あーあ、傷になっちゃうかなぁ。
「・・・!」
風子が唯一自由になる指を、自分に向ける。
そして、そのまま無理やり糸を切った。
・・・無茶するなぁ。
そして、形代の腕につけられた形傀儡を切り離す。
気づいたんだね。
「形代麗蘭の正体は、マネキンなのよ」
「何ー!!」
そう。
そして
「本体はあんた」
プリメラを抱える。
そうゆうこと。
良く気づいたね、風子。
「どうしてこんなことを?」
マネキンの足に泣きつくプリメラに私は事情を聴く。
魔導具なんてこんな小さな子が簡単に手に入る代物じゃない。
「・・・一年前」
そうしてプリメラは語り始める。
一年前に彼女の母は死に、悲しみに暮れている所母にそっくりなマネキンを見つけたそうだ。
そこにつけこんだのが紅麗。
「紅麗・・・」
こうしてプリメラ改め、森川願子ちゃんが仲間に加わり。
まっすぐ紅麗のもとへと進む。
もうすぐ行くよ。
紅麗。
(2011/08/05)
06.レベルアップ
あいさつもそこそこに形代は、早速攻撃を仕掛けてきた。
「・・・っ」
「風神!!」
マネキンが襲ってくるがあっと言う間に、風子が風神でなぎ倒す。
「烈火!土門!霧月!手出しすんなよ!
これは私の喧嘩だぞ!!」
風子は一瞬こちらを振り向きそう宣言する。
奴が使う魔導具は形傀儡。
能力は人形を操るだけだし、導具戦になれるのにはちょうど良い相手だろう。
・・・あんまり強くなさそうだしね。
「気をつけて!風子!」
「おう!」
風神を操る風子。
きっと大丈夫よね?
最初は、風子が押していた。
しかし、それもすぐに止まる。
形代が糸を風子に仕掛け、動きを封じたからだ。
ついでに、烈火と土門も。
私も、封じられたふりをしておく。
「プリメラ」
その手に抱く小さな少女に形代は命令する。
動けない風子は少女の持った剣に傷つけられていく。
だめ。まだ、動かない。
風子は気づくはず。
「形代・・・動いたってしゃべったって 人 形 は 人 形 だ よ 。
意思はもたないし、決して 生 き る こ と は な い
分かってるんでしょ」
気づいて風子。
その違和感に。
「だまれ!」
「ぐっ・・・」
形代に剣を立てられる。
あーあ、傷になっちゃうかなぁ。
「・・・!」
風子が唯一自由になる指を、自分に向ける。
そして、そのまま無理やり糸を切った。
・・・無茶するなぁ。
そして、形代の腕につけられた形傀儡を切り離す。
気づいたんだね。
「形代麗蘭の正体は、マネキンなのよ」
「何ー!!」
そう。
そして
「本体はあんた」
プリメラを抱える。
そうゆうこと。
良く気づいたね、風子。
「どうしてこんなことを?」
マネキンの足に泣きつくプリメラに私は事情を聴く。
魔導具なんてこんな小さな子が簡単に手に入る代物じゃない。
「・・・一年前」
そうしてプリメラは語り始める。
一年前に彼女の母は死に、悲しみに暮れている所母にそっくりなマネキンを見つけたそうだ。
そこにつけこんだのが紅麗。
「紅麗・・・」
こうしてプリメラ改め、森川願子ちゃんが仲間に加わり。
まっすぐ紅麗のもとへと進む。
もうすぐ行くよ。
紅麗。
(2011/08/05)