みんな、今は戦闘中。
しかも相手はラスボスですOK?
だから、ちょっと説明はまってください。
「炎?」
そう、呟いたのは誰だったか。
私は反対側の指も同じように擦った。
出たものは炎とまったく反対のもの―――水。
「霧月!?これは?」
「炎と水」
「いや、そうじゃなくてっ!!」
ほら、こうなる。
ここから戻ったら言うつもりだったけどさぁ。
今ここで、っていうのが問題で。
「ごめん!説明後!!
紅は私が引き受けるからみんなは紅麗を!!」
紅をダシに私はそれから逃げる。
紅麗に対するふざけんな、という意味もこめ戦う。
本当にふざけんな。
ほらみんなが戦闘に、集中してないじゃんか。
烈火達をちらりと見れば、何やら作戦会議。
それはいいが、こっちみんな敵をみろ。
「(なんで言うのさ!紅麗!!)」
「(さあ)」
紅麗と目線だけで、そんな会話をしつつ紅の攻撃を受け流す。
烈火達はというと、作戦会議終了。
紅麗への一斉攻撃を始める。
・・・それでもレベルが違いすぎて。
「数で攻めれば勝てると思ったか?
その甘さ、死を持って償ってもらおう」
一人また一人と、倒されていく。
やっばいな。
「まてよ・・・勝ち逃げは許さねえ」
圧倒的な力の差。
誰もたたない中、
それでも、烈火だけが立ち上がった。
「っち!!」
このままじゃ烈火が!
私は、烈火を助けに入ろうとする。
それを止めたのは―――
「霧月・・・大丈夫よ」
―――陽炎。
影界玉の力をつかい、屋敷に侵入したらしい。
私には陽炎の真意がわかった。
それは烈火をにがすこと。
・・・でも烈火は、受け入れなかった。
「烈火!手甲を外しなさい!」
「陽炎!?」
陽炎がそんな烈火に提案したのは、手甲を外す。
つまり、封印をとくことだった。
それをしたら、烈火が死ぬかもしれないのに。
「どけ!」
私はとっさに紅を消す。
もちろん、完全には消せないが。
「陽炎!どうゆうこと!!なんで!?」
「あの子になにを言っても無駄よ。
死を覚悟してる」
こんなことなら私が最初から・・・
いや、それじゃあ烈火が成長しなかった。
ずっと守ってるわけにはいかないし。
でも、今死んだら意味ないじゃん。
焼け石に水状態だが、私は紅を倒し(すぐ直ってしまうが)烈火に向かい水を放ち続ける。
そんな烈火の腕から放たれたのは八俣の竜。
竜は炎の型の中でも圧倒的な力を持つ者。
それをみた陽炎が崩れ落ちる。
「烈火!!」
水が間に合わない。
かけたそばから蒸発する。
「くそっ!!」
烈火の腕が焼け、血が滴る。
そんな中。
「れっか・・・烈火君」
竜がぶつかり、壊した壁から柳姫の声がした。
烈火が折れかけた心を立ちなおす。
「馬鹿野郎!調子乗ってるとぶっ殺すぞ!!!」
「今・・・我に命令をしたのは・・・主か?小僧」
竜がしゃべった。
・・・なんとか・・・・・なるかもしれない。
(2011/08/12)
しかも相手はラスボスですOK?
だから、ちょっと説明はまってください。
10.相反するモノを持つ
「炎?」
そう、呟いたのは誰だったか。
私は反対側の指も同じように擦った。
出たものは炎とまったく反対のもの―――水。
「霧月!?これは?」
「炎と水」
「いや、そうじゃなくてっ!!」
ほら、こうなる。
ここから戻ったら言うつもりだったけどさぁ。
今ここで、っていうのが問題で。
「ごめん!説明後!!
紅は私が引き受けるからみんなは紅麗を!!」
紅をダシに私はそれから逃げる。
紅麗に対するふざけんな、という意味もこめ戦う。
本当にふざけんな。
ほらみんなが戦闘に、集中してないじゃんか。
烈火達をちらりと見れば、何やら作戦会議。
それはいいが、こっちみんな敵をみろ。
「(なんで言うのさ!紅麗!!)」
「(さあ)」
紅麗と目線だけで、そんな会話をしつつ紅の攻撃を受け流す。
烈火達はというと、作戦会議終了。
紅麗への一斉攻撃を始める。
・・・それでもレベルが違いすぎて。
「数で攻めれば勝てると思ったか?
その甘さ、死を持って償ってもらおう」
一人また一人と、倒されていく。
やっばいな。
「まてよ・・・勝ち逃げは許さねえ」
圧倒的な力の差。
誰もたたない中、
それでも、烈火だけが立ち上がった。
「っち!!」
このままじゃ烈火が!
私は、烈火を助けに入ろうとする。
それを止めたのは―――
「霧月・・・大丈夫よ」
―――陽炎。
影界玉の力をつかい、屋敷に侵入したらしい。
私には陽炎の真意がわかった。
それは烈火をにがすこと。
・・・でも烈火は、受け入れなかった。
「烈火!手甲を外しなさい!」
「陽炎!?」
陽炎がそんな烈火に提案したのは、手甲を外す。
つまり、封印をとくことだった。
それをしたら、烈火が死ぬかもしれないのに。
「どけ!」
私はとっさに紅を消す。
もちろん、完全には消せないが。
「陽炎!どうゆうこと!!なんで!?」
「あの子になにを言っても無駄よ。
死を覚悟してる」
こんなことなら私が最初から・・・
いや、それじゃあ烈火が成長しなかった。
ずっと守ってるわけにはいかないし。
でも、今死んだら意味ないじゃん。
焼け石に水状態だが、私は紅を倒し(すぐ直ってしまうが)烈火に向かい水を放ち続ける。
そんな烈火の腕から放たれたのは八俣の竜。
竜は炎の型の中でも圧倒的な力を持つ者。
それをみた陽炎が崩れ落ちる。
「烈火!!」
水が間に合わない。
かけたそばから蒸発する。
「くそっ!!」
烈火の腕が焼け、血が滴る。
そんな中。
「れっか・・・烈火君」
竜がぶつかり、壊した壁から柳姫の声がした。
烈火が折れかけた心を立ちなおす。
「馬鹿野郎!調子乗ってるとぶっ殺すぞ!!!」
「今・・・我に命令をしたのは・・・主か?小僧」
竜がしゃべった。
・・・なんとか・・・・・なるかもしれない。
(2011/08/12)